造船会社が出資する船の設計会社に海運大手の日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社が資本参加することが26日分かった。中国、韓国メーカーに押される日本の造船業の再生に向け海運業界も連携し、次世代運搬船の開発に取り組む。生産能力の拡大については日米両政府が協力を推進する覚書を結んでおり、こうした投資が今後、拡大するかどうかが注目される。
3社が資本参加するのは、今治造船と三菱重工業が共同で設立したマイルズ。造船プロセスの合理化を目指し、船の設計を標準化して量産体制を整える狙いもある。脱炭素の動きは海運業界でも重要視されており、環境負荷の低い次世代燃料船の需要増加を見据え、開発を進める。






