京都大発の核融合スタートアップ、京都フュージョニアリング(東京)は27日、核融合反応を利用した発電装置の製造可能性を検討する初期的な「概念設計」を国内企業で初めて完了したと発表した。今後、より詳細な設計に4年かけて取り組み、施設の建設を開始。2035年には発電が可能なことを示す実証試験に入ると説明した。商業発電は42年ごろを見込んでいるという。
発電実証は5千億〜7千億円という大規模事業になる見通しで、海外からの投資も呼び込みたい考え。広く平らな敷地が必要となる。小西哲之最高経営責任者(CEO)は「(誘致に関心を示す)複数の自治体と情報交換を始めている」と明らかにした。






