警察官をかたる詐欺被害の拡大を受け、LINE(ライン)ヤフーは、通信アプリ「LINE」の音声通話やビデオ通話の画面に警告文を自動的に表示する対策を導入した。アプリ側が詐欺の疑いがあるかどうかを判定し、水際での被害抑止を狙う。

 警察庁によると、偽警官詐欺の認知件数は今年1〜6月で4737件。被害額は約390億円に上った。20、30代の若い世代がだまされるケースが比較的多く、警察庁が注意を呼びかけている。

 あらかじめ定めた条件に該当した通話を対象に、11月下旬から「LINE通話を悪用した詐欺にご注意ください」などと示している。