■江崎知事就任から半年 夢と波紋の現在地(2025年8月掲載)
(上)LRT突如投げかけ 超大型事業、期待も課題も
(中)古田県政を一転批判 「財政無責任」発言、反発の声も
(下)副知事ゼロいつまで 職員奮起の一方、庁外は困惑
(上)LRT突如投げかけ 超大型事業、期待も課題も
(中)古田県政を一転批判 「財政無責任」発言、反発の声も
(下)副知事ゼロいつまで 職員奮起の一方、庁外は困惑
1月の県知事選で初当選した江崎禎英氏(61)が突如、岐阜市中心部の活性化を掲げてLRT(次世代型路面電車)構想を打ち出したのは7月の県議会だった。岐阜市長の柴橋正直氏(46)はすかさず問題点を列挙。市として「新たな事業への投資は財政的に非常に厳しい状況」として定例記者会見でけん制した。今も一貫して導入に慎重な姿勢を崩さないが、発言のたび「決して反対はしていない」との前置きも忘れない。
◇古田氏と蜜月
県と県庁所在市の両首長の間で方針や歩調が合わないことは、過去の岐阜県や県外の事例を見ても珍しいことではない。しかし柴橋氏は、...







