【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は15日、「シベリアの真珠」として名高い世界自然遺産のバイカル湖沿岸で、限定的な森林伐採を認める改正法に署名した。科学者は伐採は湖周辺の生態系を破壊すると警告し、是非を巡り論争が続いてきた。改正法は来年3月に発効する。
世界最深で透明度が高いバイカル湖では豊かな生態系が維持され、世界で唯一淡水に生息する種のバイカルアザラシなど数多くの動植物の固有種が確認されている。
改正法では、バイカル湖の特別自然保護地域で伐採を禁止する一方、保水などの機能を失った枯れた森林に限り伐採を認めた。伐採許可区域は政府が決定する。







