◆地歌舞伎の魅力 世界に
県が誇る地歌舞伎を中津川市から世界へ発信している。「『待ってました』『日本一』とかけ声を発すると観客が一体になれる。世界共通の楽しさがある」と魅力を口にする。
日本青年会議所(JC)の縁で「風前の灯火(ともしび)」だった保存会の稽古に参加したのが20代後半。舞台に立つ面白さを知り、30年以上にわたって地道な保存活動に取り組んできた。
「待つのではなく、僕たちから出て行って楽しんでもらう」がモットー。大阪・関西万博では自ら率先して舞台に立ち、「岐阜伝授手習鑑(てならいかがみ)」と題して岐阜県の魅力を伝えた。
定期公演や大会で初めて地歌舞伎を鑑賞する人が多いことに、やりがいを感じている。「さらに裾野を広げ、中津川を世界一の歌舞伎のメッカとして発信したい」と語る。










