政府が、外務省出身の小林麻紀内閣広報官を近く退任させ、後任に安倍晋三元首相の秘書官を務めた佐伯耕三氏を起用する方向で調整していることが分かった。政府関係者が18日明らかにした。

 佐伯氏は経済産業省出身で、2017年に42歳で首相秘書官に抜てきされた。安倍氏のスピーチライターを務めた経緯があり、政府の広報戦略を強化する狙いがあるとみられる。

 高市早苗首相は、安倍氏の政務担当秘書官を務めた経産省出身の今井尚哉氏も内閣官房参与に充てている。