23日の東京外国為替市場で円相場は、対ドルで上昇し、一時1ドル=155円台を付けた。片山さつき財務相が23日の閣議後の記者会見で「(市場の)投機的な動き、行き過ぎた動きには対応を取る」と述べ、市場の急速な円安進行をけん制。政府・日銀による為替介入への警戒感が広がり、円を買ってドルを売る動きが優勢となった。
円相場は午後5時現在、前日比1円40銭円高ドル安の1ドル=156円07〜08銭。ユーロは89銭円高ユーロ安の1ユーロ=183円83〜87銭。
片山氏は「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映しているとは到底思えない」と指摘した。








