元日の北陸地方を襲った2024年の能登半島地震の発生から、来月1日で2年がたつ。これまでに計22回、能登の被災地で炊き出しを行うなど支援を続けているNPO法人「コミュニティサポートスクエア」(岐阜市)理事長の杉浦陽之助さん(58)は、岐阜県内でも地域のイベントなどに出店し、奥能登地域の特産品「いしる」を使った海鮮汁の販売を手がける。被災地の人たちが大切にしている味を知ってもらうことで、隣県からできる支えの輪を広げる契機になればと願う。
24年1月の能登半島地震と同9月の豪雨の被害を受けた被災地での活動に加え、活動に携わった人たちとボランティア未経験者が語り合う食事会「能登じわもん食堂」を岐阜市内で手がけるなど、輪に加わるきっかけをつくる。いしるはイカなどでつくる魚醬(ぎょしょう)で、...













