雪が降りしきる中、石川県珠洲市の景勝地「見附島」を訪れた人たち。能登半島地震の発生から2年となった=1日午前7時5分
 初詣のため石川県輪島市の重蔵神社を訪れ、家族と手を合わせる大向正浩さん(左から2人目)=1日午前8時17分

 石川、新潟、富山3県で災害関連死を含め698人が犠牲になった能登半島地震は1日、発生から2年を迎えた。被災地の復旧・復興を進める新たな年が始まり、住民からも「前進できる年になれば」との声が聞かれた。同日午後には石川県輪島市で県主催の追悼式が開かれ、遺族代表らが犠牲者への思いや復興の決意を述べ、地震発生時刻の午後4時10分に黙とうをささげる。

 地震で大きな被害が出た輪島市の重蔵神社には、雪が降る中、朝から家族連れなどが初詣に訪れた。妻、子ども3人と手を合わせた同市の大向正浩さん(52)は「平穏無事に過ごせることが第一。被災して苦労している人が笑顔で過ごせるような年になってほしい」と話した。

 同県珠洲市の景勝地として知られる「見附島」前の海岸では、次第に雪がやみ晴れ間が見えると、朝日を見に近隣住民が集まった。地震で親戚3人を亡くし、近くの仮設住宅で暮らす70代女性は「時間がたつにつれ亡くなったことを実感し、悲しみが深くなってきた。今年は一歩でも前進できる年になれば」と願った。