校内フリースペースで生徒と談笑する教員。この中学校では相談員が不在の間、教員がシフト制でカバーしている=昨年12月、岐阜市内

 こどもファースト-。岐阜市長の柴橋正直氏(46)が2018年の就任当初から掲げる「市の不変の方針」だ。教育・子育て支援の分野に毎年、重点的かつ多方面に予算を振り向けている。近年、特にPRしているのが不登校対策。先駆的な取り組みが全国から注目される陰で、学校現場では慢性的な人材不足に悩まされており、理想と現実のギャップが浮かび上がる。

 「面白そうな本、読んでるな」。市内の中学校に設けられた「校内フリースペース(FS)」で、教員は生徒が読んでいた小説について話しかけた。イラストが飾られた明るい室内。話は弾んだが、...