【エルサレム共同】イランの反政府デモを巡り、米国に拠点を置く人権団体は10日、治安部隊とデモ隊の衝突などによる死者が110人以上になったと明らかにした。うち30人以上は治安要員など当局者で、デモ隊側は少なくとも70人以上とみられる。死因の調査で犠牲者の多くが至近距離から銃撃されたことが分かったと説明。イラン指導部がデモ隊の弾圧を強めている恐れがあり、犠牲者の増加が懸念される。
一方、英紙ガーディアンは10日、首都テヘランに狙撃兵が配置され、治安部隊が実弾を発砲しているとするデモ参加者の証言を報じた。参加者は「とても多くの遺体を見た」とも述べた。
デモ拡大を受けてイランでは8日以降、インターネットが遮断されているが、ガーディアン紙は米衛星インターネット接続サービス「スターリンク」を通じデモ参加者に取材したとしている。SNSに投稿された動画によると、テヘランなどでは10日もデモが続いたもようだ。
イラン当局はデモ隊が米国やイスラエルから支援を受けているとし、断固とした対応を取る姿勢を強調した。






