東京電力は17日、1月20日に再稼働を予定している新潟県の柏崎刈羽原発6号機で、原子炉の燃料の核分裂を抑える制御棒を引き抜く試験中に、警報が出ない不具合が起きたと発表した。保安規定で定める「運転上の制限」から逸脱したと判断した。東電は「原因を調査中」とし、状況によっては再稼働の日程がずれ込む可能性がある。
東電によると本来であれば制御棒を1本引き抜いた状態で他も引き抜こうとすると警報が出る仕組みだが機能しなかった。17日午前11時半ごろ社員が引き抜く試験をしている際に確認した。制御棒を元の位置に戻した上で、慎重に原因を調べている。
柏崎刈羽原発は6号機が2012年3月に定期検査に入り、全7基が停止した。6、7号機は17年、規制委の審査に合格。21年にテロ対策不備で事実上の運転禁止命令を受けたが、その後に解除され、東電が再稼働の準備を進めてきた。
新潟県の花角英世知事は昨年11月に6、7号機の再稼働容認を表明。新潟県議会が再稼働関連の補正予算と花角氏信任の付帯決議を可決して判断を追認した。









