米ニューヨークの商店街で価格表示の傍らを歩く通行人=2025年12月12日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米国の50州のうち19州が1月、最低賃金を引き上げた。根強いインフレが背景にある。時給の上昇幅は28セントから2ドルで、州レベルの最高水準は西部ワシントン州の17・13ドル(約2700円)だ。状況をまとめた米経済政策研究所(EPI)は「国全体で生活費が上がる中でこれまで以上の引き上げが必要」と訴えている。

 EPIによると、新たな最低賃金に合わせて賃金体系を調整することによる間接的な影響を含めて、メリットは830万人に及ぶ。米国の消費者物価指数は前年同月比で2%台後半と一時期よりは落ち着いたが、累積的にたまった物価上昇の負担が生活に重くのしかかっている。