記者団の取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=21日午後、大阪府庁

 大阪府の吉村洋文知事(50)の辞職に伴う出直し選が22日告示される。日本維新の会から立候補する代表の吉村氏に加え、政治団体「無所属連合」が21日、共同代表の新人大西恒樹氏(61)を擁立すると発表。維新による「大阪都構想」への3度目挑戦の是非を巡って選挙戦となる。主要政党は擁立を見送った。投開票は衆院選と同日の2月8日。

 大西氏は記者会見で、都構想反対の立場で出馬すると強調。「対抗馬は必要だ。『もういいかげんにしろ』という府民の受け皿が必要だ」と訴えた。

 都構想を巡り、吉村氏は再選された場合、来年4月までの任期中に住民投票実施を目指す考えを会見で表明。「簡単な道のりではない。丁寧に議論を尽くす」と述べた。住民投票には、都構想の制度案をつくる法定協議会を府市両議会の同意で設置する必要がある。

 府選挙管理委員会によると、知事選に伴う負担は約23億円の見通しで、府は増額する2025年度一般会計補正予算を専決処分した。吉村氏は単独実施に比べて、衆院選との同日の方が「コストは12億円下がる」と強調した。