衆院選の立候補者が全国最多の東京都で、都選挙管理委員会が陣営に無料で交付する腕章や旗など「七つ道具」の調達費が、前回選に比べ約700万円安くなったことが30日、分かった。短期戦の中で製造を引き受けた業者が、時間のかかる布製から化学繊維への変更を提案。コスト削減につながった。陣営からは「布より汚れないから良い」と歓迎の声も上がる。
都選管によると、運動員用の腕章や街頭演説用の旗などの七つ道具は、大型選挙のたびに業者に発注し、各陣営に配る。資金力で選挙運動に差が生じないようにするためで、前回衆院選では計約300セットを約1673万円で準備。ただ今回は約945万円で済んだ。
主な要因は、腕章や旗の素材を従来の布から化学繊維に変えたことだ。
解散報道の直後、複数の業者が「27日の公示日に間に合わない」として製造を断る中、静岡県藤枝市の「コンツナ」は、製造スピードの早さからポリエステルなどを提案。「強度も下がらないように考えた」といい、工場を24時間稼働させ、約300セットを1週間程度で完成させた。










