「国立工芸館の豊富な所蔵品と組み合わせることで県美術館の所蔵品の魅力も発信できた」と語る齋藤智愛学芸員
「トモエちゃん」(左)などのパネルが並ぶフォトスポットではスマホで撮影する来館者の姿が見られた=岐阜市宇佐、県美術館

 岐阜県美術館(岐阜市宇佐)で15日まで開催中の特別展「大正・昭和“モード”の源泉」は、国立アートリサーチセンターによる収蔵品活用事業「コレクション・ダイアローグ」の初の事例となった。国立の美術館と自館の所蔵品を組み合わせ、双方の魅力を発信するという県美術館の企画力が奏功した。

 県美術館の齋藤智愛学芸員は大正・昭和期の工芸やデザインに焦点を当てた展覧会を企画するに当たり、展示品の充実を図ろうと、2023年夏に「ダイアローグ」に応募した。同センターは同年度末に事業第1号として選定。他の地方美術館からも応募があったが「岐阜県美術館の企画が非常に優れていた」と同センター作品活用促進グループの主任研究員、中尾優衣さんは明かす。協働先となった国立工芸館(金沢市)の所蔵品と県美術館の企画がかみ合い、実現に至った。

◆“トモエちゃん”...