瀬戸内海での養殖ノリの収穫作業=2022年1月、兵庫県明石市沖

 環境省は、プランクトンの養分となる窒素やリンといった「栄養塩」の海への流入規制を、東京湾や伊勢湾で緩和する方針だ。水質改善に伴って栄養塩が減り、養殖ノリの不作や貝などの不漁を招いているため。先行する瀬戸内海と同じように、浄化処理を緩めた工場排水や下水を海に流し、濃度を高める取り組みを関係する都県で導入できるようにする。

 同省の審議会が近くまとめる答申を踏まえ、水質汚濁防止法などの改正作業に着手する。導入には、地元関係者との協議やモニタリングなどが条件となる見通しだ。