記者団の取材に応じる、大阪維新の会市議団の竹下隆幹事長=26日午後、大阪市役所

 日本維新の会の看板政策「大阪都構想」を巡り、吉村洋文代表(大阪府知事)は26日、住民投票実施に必要な法定協議会(法定協)の設置議案について「3月に提出したい」と記者団に述べた。一方、維新の大阪市議団の一部は拙速な法定協設置に反発。幹部は現時点で同意は難しいとの見解を示し、調整が難航している実態が浮かんだ。

 吉村氏は「市議団と合意形成を図りたい。反対と言っている中で提出しても否決になる」と府庁で記者団に語った。

 維新市議団は同日、対応を協議。会合後に竹下隆幹事長は記者団に、現時点で議案には「なかなか同意できない。『待ってよ』という話になる」と強調。市議団として市民らとの対話集会を開き、民意を確認してから提出を求める考えを示し「市民を無視した設計図は作れない」とした。

 府市両議会は維新が議席の過半数を占める。維新府議団は既に議案提出に賛同しており、市議団が支持すれば法定協が設置される見通し。吉村氏は2027年4月までの知事任期中の住民投票実施を目指している。