名古屋市で2023年、女性にテキーラ32杯を飲ませて泥酔させ性交しようとし、その後死亡させたとして、準強制性交致死とわいせつ目的略取の罪に問われた板谷博希被告(44)の裁判員裁判初公判が2日、名古屋地裁(蛯原意裁判長)で開かれた。被告は「外形上の行動経過が原因で亡くなったことは事実だが、わいせつ目的は一切なかった」と起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で、知人らと訪れたバーの店員に指示して初対面だった女性を呼び出し、「まだ飲めるでしょ」とあおりながら約90分間にテキーラ32杯を飲ませたと指摘。ホテルに誘う発言や、服の上から胸を触るといった性的な言動があったと述べた。弁護側はわいせつの意図はなかったとして無罪を主張した。
起訴状などによると、23年5月7日、名古屋市中区のバーで、ショットグラスでテキーラ32杯を女性(25)に飲ませて泥酔させ、区内の宿泊施設に連れ込んで性交しようとしたが、女性が重篤な状態だと気付いて断念。6月21日、急性アルコール中毒による低酸素脳症で死亡させたとされる。








