事例発表を通じて参加者が社会活動のより良い実践について考えた集会=愛知県大府市、至学館大

 社会活動の調整役を担う「ボランティアコーディネーター」(VC)の全国集会が、愛知県大府市の至学館大で開かれた。新聞報道をテーマにした分科会では岐阜新聞の記者らが講師を務め、生活保護をテーマにした連載記事を通して行政の変化に結びついた事例から、参加者が地域課題に働きかける意義を考えた。

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 認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会がノウハウの共有を通じてつながり、より良い実践に生かそうと毎年開催。災害ボランティアや環境問題などをテーマにした16の分科会に、オンラインを含め約200人が参加した。

 新聞報道をテーマにした分科会は「ソーシャルアクション」と題し、生活保護行政を取材した連載「ホームレスは、どこへ行った」に登場する「岐阜・野宿生活者支援の会」(岐阜市)の清水由子さん、生活保護問題対策全国会議の田川英信さんらが登壇。行政へのつながりにくさを可視化する報道が改善の契機となり、課題を乗り越える過程を示した。連載を手がけた山田俊介記者は「報道機関は困った時に頼れる社会資源になれる」と、坂井萌香記者は「人権意識を持つ大切さを伝えながら、今後も状況を見ていきたい」と語った。