「米州の盾サミット」に出席したトランプ米大統領=7日、フロリダ州ドラル(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は7日、南部フロリダ州ドラルで、中南米諸国の首脳らを招いて会議を開き、麻薬犯罪組織の壊滅を目指す「軍事連合」を発足させた。犯罪組織に対する軍事作戦や資金調達遮断で米国が各国を支援する。米国への麻薬流入阻止に向けた対策の一環で、南北米大陸を中心とした西半球での支配権確立を強める狙いもある。

 トランプ氏は「米州の盾サミット」と題した会議で演説し「合意の核心は邪悪な犯罪組織とテロリストのネットワークを壊滅させるため、致命的な軍事力を行使するという確約だ」と強調した。

 米政府によると、17カ国が軍事連合に参加。会議には米国のほか、アルゼンチンやホンジュラス、ボリビアなどの12カ国の首脳らが出席した。多くがトランプ氏を支持する右派政権で、麻薬組織がはびこるメキシコやコカインの世界的な生産地として知られるコロンビア、地域大国のブラジルの首脳は欠席した。

 米軍は既にエクアドルで作戦を支援している。一方、メキシコはトランプ政権からの米軍派遣の打診を拒否している。