皆さんはペットを飼っていますか? それは犬ですか? 猫ですか? それとも?
 一説には、犬は人間にとって最も古いパートナーとも言われています。
 疲れて帰った時も明るく迎えてくれますし、嬉しい時は一緒に喜んでくれます。私自身も小学生時代から、岐阜を出て東京へ移る18歳までの約10年間、実家で柴犬と生活をともにしていました。そして今、東京で豆柴と暮らしています。
 この2匹の柴犬を通して、「時代」や「地域・社会」の違いも見えてきます。今日は、私が接した2匹の”柴犬”をフィルターに、その違いや共通点を考えてみたいと思います。
 犬の話から大げさな、と思うかもしれませんが、どうか最後までお付き合いください。

ペットとして人気のある柴犬(イメージ)

◆好対照な2匹の柴犬
 まず、私が子供の頃に飼っていた柴犬のプロフィールを紹介します。 名前は「ロロ」。体重推定11キロ。(母が昔飼っていた犬の名前に由来)雄の赤柴(一番多い茶色のやつです)で、背中に黒い毛が生えていました。気性は岐阜犬民らしく(?)かなり荒く、体が倍以上もあるシェパードと大げんかすることもありました。私もよく噛みつかれ、何本ジーンズを破られたことか・・・。 1983年から1998年までの生涯で、屋外犬としてはかなり長生きしてくれたと思います。
 そして、今飼っている豆柴。 名前は「つん」。体重5キロほど。なぜ「つん」なのかというと、大学で歴史学を専攻する”歴女”でもある、娘の命名によるもの。彼女によると西郷隆盛の飼っていた雌犬の名前が「つん」だったからだそうです。 日本で一番有名な雌犬と同名をもらった我が家のツン。黒柴で、極小豆柴と呼ばれるカテゴリーに属します。 こちらは打って変わって温厚で、人見知りの激しい性格です。散歩も行きたがらないほど出不精で、内弁慶。コロナ禍の終わり頃、2021年に我が家に来ました。
 好対照な2匹ですが、犬のプロフィールそのものの差異もさることながら、いくつかの観点で大きな違いがあります。...