記者団に話すトランプ米大統領=20日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【イスタンブール共同】トランプ米大統領は23日、イランの全ての発電所とエネルギー施設に対する攻撃を5日間延期するよう国防総省に指示したと表明した。交流サイト(SNS)に投稿した。発電所攻撃を警告していたが、軌道修正した。米国がイランと過去2日間「敵意の完全な解決に向けて大変良好で生産的な対話」を行ったと主張。延期はイランとの協議が進展することを条件とした。

 イランとの協議は今週中続くとの見通しを示した。21日(米東部時間)には封鎖状態のホルムズ海峡を「48時間以内に開放しなければ多数の発電所を攻撃する」と警告していた。

 イランメディアによると、イラン外務省は23日、米国との間に「対話はない」と表明しトランプ氏の投稿を否定。「エネルギー価格を下げ軍事計画を実行するための時間稼ぎだ」と批判した。

 イラン軍事当局の報道官は22日、米国がイランの発電所を攻撃すれば報復として「ホルムズ海峡を完全封鎖する」と警告していた。米軍駐留基地のある中東各国の発電所も正当な標的だとした。国営テレビが伝えた。