【北京共同】中国の原発建設で施工ミスが頻発していたことが5日分かった。中国規制当局の報告書を共同通信が調べたところ、ずさんな工事や設備の欠陥などが2011〜24年に少なくとも200件あった。世界初の次世代原発でも配管の設計に問題が見つかり、当局は技術面での「能力不足」を指摘。業界に安全対策強化を指示していた。
中国政府は11年の東京電力福島第1原発事故後、原発の新設承認を凍結したが、12年に新規原発が着工。30年までに原発の発電能力は世界一になると予測される。急速な発展を遂げる半面で、安全意識が問われる実態が浮き彫りになった。
日本の原発専門家は「常識では考えられないミスがあり、件数も多い。気付かずに運転したら深刻な事故を起こしかねない」と懸念した。
中国で原発の規制を担う国家核安全局が業界に出した文書によると、13年2月に紅沿河原発(遼寧省)で作業員が原子炉の冷却などに使う補助給水タンクの異常な変形を発見。設計図通りに作業がされていなかった。文書は「安全意識の欠如が問題の原因だ」と厳しく非難した。













