ホテルを出発する台湾・国民党の鄭麗文主席(右から2人目)=10日、北京(共同)
 ホテルを出発する台湾・国民党の鄭麗文主席を乗せた車列=10日、北京(共同)

 【北京共同】中国共産党の習近平総書記(国家主席)は10日、台湾最大野党、国民党の鄭麗文主席(党首)と北京で会談した。国共トップの会談は2016年11月以来、約9年半ぶり。習氏は「台湾独立に反対する」との共通の政治的基礎の下、台湾側との交流と対話を強化したいと述べた。

 鄭氏は台湾海峡を世界平和と衝突回避のモデルにしたいと強調した。

 中国は台湾の「平和統一」を掲げているが、武力行使の選択肢を放棄していない。台湾の頼清徳総統を独立派と見なして敵視している。

 頼氏は10日「権威主義者との妥協は(台湾の)主権と民主主義を犠牲にするだけだ」とフェイスブックに投稿し、会談を暗に批判した。

 国民党は対中融和路線を取っている。鄭氏は戦争を避けるために中国との対話を進めると述べ、7日に中国入りした。台湾有事を防ぐため「全ての努力を尽くすべきだ」と強調していた。