社長を退任し、サポーターからの寄せ書きが書き込まれたフラッグを手にあいさつする今西和男さん=2012年、長良川競技場
今西和男さん=2011年、岐阜市の長良川スポーツプラザ

 サッカー日本代表の森保一監督らを育て、Jリーグ広島の総監督やFC岐阜のゼネラルマネージャー(GM)などを務めた今西和男(いまにし・かずお)さんが16日未明、肺炎のため死去したとJ1広島が同日発表した。85歳。広島市出身。
 1980年代、日本リーグ2部に降格したマツダ(現J1広島)の監督に就き、日本代表監督にもなるハンス・オフトさんをオランダからコーチに招いて1部復帰を果たすなど再建した。総監督として広島で94年Jリーグ第1ステージを制し、2003年に退任した。日本協会強化副委員長も務めた。
 2005年からは東海社会人サッカーリーグ所属だったFC岐阜の顧問としてチームの運営に関わり始めた。チームが日本フットボールリーグ(JFL)に昇格を決めた直後の2007年1月にGMに就任。同年12月にJ2入りを果たすなど、現在のFC岐阜の礎を築き、2012年まで社長を務めた。
 マツダ監督時代から選手育成を重視。「サッカー選手である前に良き社会人であれ」と説き、高木琢也ら日本代表選手やプロ監督を輩出した。
 4歳の時に爆心地から約2キロの自宅で被爆し、左脚にケロイドが残った。選手ではマツダの前身、東洋工業のDFとして日本リーグを発足の65年から4連覇し、日本代表は66年アジア大会で3試合に出場した。

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