研究チームを率いた朝日大歯学部の谷口裕重教授(左)=3月、岐阜市橋本町、朝日大病院
介護老人保健施設で自作した「あいうべ体操」の歌を熱唱する原田聡さん=2025年8月、岐阜市則武東、仙寿なごみ野

 「楽しく歌いながら口腔体操をする」ことで発音など高齢者の口腔(こうくう)機能の一部が改善し、フレイル(虚弱)予防にも役立つことを、朝日大歯学部の谷口裕重教授(47)らの研究チームが検証した。谷口教授は「口腔機能は意欲とも深く関わる。楽しく歌うことで自発性が生まれ、良い結果につながったのでは」と話す。

 口腔が担う機能は食べる、話す、呼吸、表情を作るなど。なかでも咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)といった食べるための機能が低下したり、唾液の分泌が減るなどして口の中の清潔が保たれにくくなると、フレイルにつながる。そのため...