火災で煙が上がる岩手県大槌町の山林=24日午前
 避難所となっている吉里吉里学園小学部(奥)近くから立ち上る煙=24日午前、岩手県大槌町

 岩手県大槌町で発生した山林火災は鎮火のめどが見通せず、3日目の24日も消防や自衛隊が消火活動を続けた。町は同日午前6時時点で、延焼面積が約1176ヘクタールに広がったと明らかにした。林野庁によると、25年の同県大船渡市の山林火災に次ぎ、平成以降で国内2番目の規模。住宅を含む8棟に被害が出ている。

 県は24日午後、高齢者ら災害弱者の避難生活を支援する「災害派遣福祉チーム」(DWAT)を現地に派遣する予定。

 県と自衛隊は24日早朝からヘリコプターによる消火活動を実施。宮城、秋田両県の防災ヘリも加わった。

 総務省消防庁は24日、新たに北海道、山形、福島、栃木、新潟の5道県に緊急消防援助隊の出動を要請したと明らかにした。活動規模は8道県の計442人となった。

 避難指示の出ている赤浜地区に住む会社員柏崎秀雄さん(61)は近隣住民らと煙があちこちから上る山を見つめ、「自宅に炎が迫っている。消火してもまた付いての繰り返しだ」と嘆いた。

 町は1229世帯2588人に避難指示を出し、4カ所に避難所を開設している。