女性参政権行使80年を記念して開かれたシンポジウム=19日午後、東京都文京区

 女性が初めて参政権を行使してから80年の節目を記念し「市川房枝記念会女性と政治センター」は19日、東京都内でシンポジウムを開いた。女性参政権運動の先駆者・市川が戦後の民主主義に果たした役割や、現在の課題を議論。東洋英和女学院大の進藤久美子名誉教授は基調講演で、「政治は生活を守るためにある」と市川が貫いた平和主義の理念を「受け継げるかが問われている」と訴えた。

 進藤氏は、社会活動家で参院議員も務めた市川が「金権政治は戦争への道」として、企業などの支援を受けない「理想選挙」を掲げて当選したと紹介。「平和を日本国憲法の下で守り、クリーンな議会制民主主義を根付かせることに政治生命をかけた」と話した。