長崎原爆の被害を受けながら生き延びたクスノキの枝が、音楽のタクトに生まれ変わった。自身も被爆3世である九州産業大(福岡市)の伊藤敬生教授(63)が進める平和プロジェクトの一環として作られ、「ヘイワノタクト」と名付けられた。23日には、来日した米ハーバード大の学生管弦楽団の指揮者が長崎市内のホールでタクトを振り、平和を願い演奏した。
プロジェクトのテーマは「被爆樹木を通して五感で平和を体感する」。クスノキは「復興のシンボル」となっている長崎市の山王神社の巨樹で、伊藤氏は被爆80年の昨年から、落ち葉や定期管理で剪定された枝を材料に、お香やうちわなどを作ってきた。








