カキの化石「カキ礁」を解説する学芸員=瑞浪市明世町、市化石博物館

 瑞浪市化石博物館(岐阜県瑞浪市明世町)は、博物館近くの道路工事現場の1800万年前の地層から、カキが集積して化石のようになった「カキ礁(しょう)」が見つかったと発表した。瑞浪市明世町の標高は150~300メートルほどで、伊勢湾から直線距離で50キロ以上あるが、かつては干潟があり、海岸だったと結論付けた。

 カキ礁は、カキが互いに付着したもので、海岸に形成される。珍しい物ではないが、今回見つかったカキ礁は保存状態が良く、カキが密集している様子や、潮の満ち引きや波で破損した状況なども見て取れるという。

 今回の研究で、東濃地域の南部が海で、そのほかの大部分は陸だったことを裏付けた。年内いっぱいは博物館で展示する予定としている。