太平洋戦争の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で都が主催する戦没者追悼式で、出席可能な遺族を本年度からひ孫まで拡大することが13日、都への取材で分かった。1983年からの開催で初めて。都内在住者のみで、今後参加者を募集する。個人の渡航が制限された島への訪問機会はほぼなく、遺族は「歴史継承や全国の子孫のため、国の事業でも対象を拡大してほしい」と話す。
追悼式は例年1月に硫黄島の慰霊施設「鎮魂の丘」で開催し、本年度で44回目。参加者は戦没者の父母やきょうだい、配偶者、子、孫、おい・めいなどに限っていた。だが戦後80年以上たって遺族が高齢化する中、本年度から若い世代のひ孫や、おい・めいの子にも拡大。募集は全体で約30人を想定しており、時期は調整中だ。
硫黄島は民間人の渡航が制限されており、厚生労働省などによると、全国の遺族が参加できる政府主催の硫黄島などへの慰霊巡拝事業は都の追悼式より対象を限定。訪問機会としては日米の遺族らでつくる団体の日米合同慰霊式や、政府の遺骨収集事業などがあるが、参加人数は限られる。










