【パリ共同】フランス東部エビアンで15日(日本時間16日未明)、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕する。ロシアが侵攻するウクライナの和平や中東情勢などを議論。対イラン軍事作戦を巡り欧米の関係が悪化する中、結束を確認できるかどうかが焦点だ。17日まで3日間の日程。

 トランプ米大統領は、イラン攻撃に反発した欧州諸国に対し、非協力的だったとの不満を募らせており、双方の関係は依然ぎくしゃくしている。ウクライナ情勢を巡っても、支援に積極的な欧州諸国と消極姿勢のトランプ氏との溝は大きい。

 サミットでは意見対立の露呈を回避するため包括的な首脳宣言の取りまとめを見送る方向。首脳宣言が出なければ、昨年カナダで開催されたサミットに続き2年連続で、G7の「機能不全」への懸念が強まりそうだ。

 首脳宣言の代わりに各国の意見がおおむね一致する重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化や世界経済の不均衡是正などに関する分野別の共同文書の採択を目指す。

 議長国フランスは韓国のほかブラジル、ケニア、インド、エジプトを招待した。