それぞれの表現を追求した絵画などが並ぶ会場=岐阜市宇佐、県美術館

 岐阜県現代美術家協会の「県アンデパンダン展」(同協会、岐阜新聞社、岐阜放送主催)が16日、岐阜市の県美術館で開幕した。独自の表現を追求した絵画や写真など42点を並べている。21日まで。

スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン

 同協会は1983年、画家の故西尾一三さんらによって設立。自由平等を掲げ、無審査・無表彰の「アンデパンダン方式」で毎年展覧会を開いている。今回は県内の27人が1、2点ずつ出品した。

 絵画は日本画、洋画ともに風景や人物の写実的な作品から心象風景を描く抽象画まで多様で、人工知能(AI)を用いて作成したグラフィックを元に油彩で手描きするなど、新しい技法や表現に意欲的な作品が多い。保冷剤の中身を透明のボックスに詰め、亡き母への思いを表現した現代アート作品も来場者の目を引いている。

 田中清文会長(80)は、衰退して人けのない商店街のさみしさを活写した組み写真「刻の足音」を出品。「作品は見る人がいて初めてアートになる。作家それぞれの自由な表現を見てほしい」と話した。