木原官房長官と会談後、取材に応じる森衆院議長(右)と関口参院議長=19日午後、衆院議長公邸

 衆参両院の正副議長の4者は19日、皇族数確保に向けた皇室典範改正案の骨子案を大筋で了承した。木原稔官房長官が4者と衆院議長公邸で会談し、骨子案を提示。森英介衆院議長は「立法府の総意に沿った内容と判断し、おおむね了承した」と記者団に述べた。政府は22日に要綱案を4者に説明する予定だ。6月下旬に皇室典範改正案を閣議決定する方向で調整している。

 衆参は10日に立法府の総意を決定。皇族数確保策の「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」と「皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」をいずれも了とし、法制化を政府に要請していた。

 総意では、養子案について(1)本人の意思を考慮した養子の年齢(2)養親の範囲(3)養子自身は皇位継承資格を持たない―など慎重な制度設計を求めた。

 現在の女性皇族に関しては、現行制度下で人生を歩んできたことを踏まえ、婚姻後の身分保持は本人の意向を尊重するなど、一定の配慮を要求。配偶者と子の身分には直接言及しなかった。