柳ケ瀬商店街のにぎわいづくりに励んでいる多田陸人さん=岐阜市日ノ出町

 魅力的な人や店が集まる柳ケ瀬で、面白いことをやってみたい―。今春、岐阜大に入学したばかりの社会システム経営学環1年生の多田陸人さん(18)が、岐阜市の柳ケ瀬商店街のまちづくり活動に奮闘している。高校生の頃に柳ケ瀬の活性化を考えるリノベーションスクールで知り合った仲間と共に、空き店舗の活用を計画。「まちづくりの先輩が作り上げてきたものを進化させたい」と意気込んでいる。

 三重県四日市市出身の多田さん。高校1年の頃、岐阜大で都市景観を研究する出村嘉史教授の出前授業を受け、まちづくりに興味を持ち始めた。昨年4月、実践的な経営やまちの課題解決を学べる社会システム経営学環が新設されことから、岐阜大を志望。昨年11月には柳ケ瀬を訪れ、市が主催する「リノベーションスクール@岐阜」に参加した。「まちづくりの先駆者の活動が魅力的で、思い切って飛び込んでみた」

 2月に合格すると、直後に開催されたスクールで早速、ユニークな計画を提案して注目された。一部が空き店舗になっているビルを、ドーナツ販売と、卓球体験を組み合わせた店舗にリノベーションするもの。「老若男女が楽しめる」との点から着想し、現在はスクールの仲間4人と一緒に、6月にも試験的なイベントを開催することを計画している。

 市まちづくり推進政策課によると、柳ケ瀬周辺には、2014年から約150店舗が新規出店した。19年から続くリノベーションスクールも20~30代の参加者が年々増えており、若者世代の中心市街地への関心が高まっている。多田さんは「自分と同じ世代をもっと巻き込んでいきたい」と意欲を語る。