注ぎたてのクラフトビールを提供する平塚悟代表(左)=岐阜市伊奈波通、タップルームYOROCA

 岐阜市でクラフトビールを製造する岐阜麦酒醸造は26日、新たな醸造所と、併設の試飲所「タップルームYOROCA(ヨロカ)」を同市伊奈波通にオープンした。コロナ禍で閉じていた岐阜善光寺の待合所を改装。金華山の麓、旧岐阜町かいわいの散策で立ち寄れる場所に生まれ変わった。

 旧岐阜町(金華、京町両地区)活性化のため住民らが昨年末に設立したまちづくり会社「岐阜まち家守(やもり)」による空き家活用の取り組みの第1弾。伊奈波神社の参道という好立地から、市内で醸造していた岐阜麦酒醸造の平塚悟代表(43)らがクラウドファンディングで改装資金を集め、移転した。

 金華山から眺める雄大な眺めをイメージした「金華山エール」や「やながせホワイト」など、岐阜にちなんだ4種のクラフトビールを醸造。試飲所ではこのほか、市外のクラフトビールも取り扱う。量り売りで持ち帰りもできる。

 初日は、開店を待ちわびたクラウドファンディングの賛同者らが列を作り、注ぎたてのビールを味わった。市内から訪れた名知ひかるさん(47)は「皆になじみのある参道に、クラフトビールを楽しめる場所ができてうれしい」と笑顔。平塚代表は「岐阜町は岐阜の歴史や文化の中心だった。町の魅力を発信する場所にしたい」と話した。

 試飲所は金、土、日曜営業。