ザルジニー氏

 【キーウ共同】ウクライナ主要メディアのウクラインスカ・プラウダは1日、前軍総司令官のザルジニー駐英大使が次期大統領選に出馬する意思をゼレンスキー大統領に伝えたと報じた。ザルジニー氏は国民の人気が高く、将来の大統領候補の一人と目されるが、ロシアの侵攻を受けるウクライナは戒厳令下にあり、法律上は選挙を実施できない。

 同メディアによると、ザルジニー氏は先週、首都キーウでゼレンスキー氏と会談した際、秋に大統領選を実施した場合、立候補するかと問われ「そのつもりだ」と明言した。

 ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が「膠着状態」にあると発言。ゼレンスキー氏が「膠着ではない」と否定し、両者の亀裂が指摘された。ゼレンスキー氏は24年2月、ザルジニー氏を解任した。

 ウクライナのキーウ国際社会学研究所が今年6月に発表した政治家や軍幹部らの信頼度を尋ねた世論調査では、ゼレンスキー氏を「信頼する」と答えた人は61%だったのに対し、ザルジニー氏は73%で最も高かった。