ニチレイがサイバー攻撃を受けシステム障害を起こしてから20日で1週間。欠品していた一部商品がスーパーなどの店頭に戻り始めた。ニチレイは冷蔵倉庫など影響を受けた全拠点を今週中に通常稼働に戻す方針で、信頼回復に向け正念場だ。ただ国内最大手の低温物流が停滞したことによる顧客の小売りや外食への打撃は大きく、完全復旧と被害の全容把握が大きな課題となる。
アイスクリームなど一部商品の供給に支障が出ていた森永乳業は、今週中にも通常通りとなる見込みという。一部の商品が欠品していたイオン系列のスーパーも近く店舗への納品が再開される見通しだ。
ニチレイは17日に受発注の一部を制限しながら、冷蔵倉庫と食品工場を部分稼働させた。だが食品の保管、配送といった物流事業の取引先企業は約5千社に上り、リスク対応で「代替ルートはしばらく確保する」(食品企業)との声もある。
また、ニチレイはサイバー攻撃の種類などについては沈黙を保っている。個人情報が漏えいした可能性も公表したが詳細は開示していない。










