中国アリババグループの「アリエクスプレス」のロゴ(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)欧州委員会は20日、中国の電子商取引(EC)大手アリババグループのオンライン市場「アリエクスプレス」について、違法な商品の流通を防ぐ対策に不備があるとして5億5千万ユーロ(約1千億円)の制裁金を科した。会社側に是正措置の実施を求めた。

 違法なコンテンツの排除などを巨大IT企業に求める「デジタルサービス法(DSA)」に基づく。アリエクスプレスは10月20日までに行動計画を提出する必要があり、欧州委が妥当性を評価する方針だ。

 欧州委によると、アリエクスプレスでは違法な商品を検知するシステムが適切に機能せず、安全性に問題がある玩具や化粧品などが多数、流通した。違法な商品を扱う業者を十分に取り締まらなかったことや、偽造商品の流通を適切に防がなかったことも問題視した。

 欧州委は2024年3月、DSAに基づくアリエクスプレスへの正式な調査を始めた。25年6月に、DSA違反との暫定的な見解を示していた。