バーナム氏(左)を迎えるチャールズ英国王=20日、ロンドン(AP=共同)

 【ロンドン共同=崎勘太郎、立田成美】英与党労働党の党首となったアンディ・バーナム下院議員(56)が20日、チャールズ国王の任命を受けて新首相に就任した。中部マンチェスターの市長を務めた経験を生かし、地方分権の推進や公共サービスの公的管理強化に意欲を示す。英国では政治的混乱で短命政権が続き、首相の交代はこの10年で6回目。安定した政権を築けるかどうかが課題となる。

 バーナム氏は国王の任命を受けた後、ロンドンの首相官邸前で演説し「英国の安定回復を世界に示す」と述べた。

 英メディアによると、バーナム氏は支持率が低迷する労働党の党勢の立て直しに向け、英最大の水道会社を公的管理下に置くなどのサービス改革に取り組む考え。外交では北大西洋条約機構(NATO)との関係を重視し、ロシアが侵攻するウクライナへの支援を継続するとみられる。

 新政権の財務相にはマフムード内相や労働党重鎮のミリバンド・エネルギー安全保障相らの名前が挙がっている。英紙タイムズは、人工知能(AI)を担当する閣僚級ポストが用意される方向だと報じた。