「うどんこ病」にかかりづらいホップ(中央)=22日午前、北海道上富良野町

 サッポロビールは22日、植物の葉などにカビが生える「うどんこ病」にかかりづらいホップを開発したと明らかにした。ホップはビールに苦みや香りを出す重要な原料だが、うどんこ病にかかると品質が低下するため、ビール製造への悪影響が懸念されていた。早ければ2029年に製品利用できる見通し。

 サッポロはこの日、北海道上富良野町の研究施設で、新開発したホップ「フラノ2004B号」を報道陣に公開した。ホップはひもなどに巻き付いて育つツル性の植物で、国内では北海道や東北が主要産地。新開発したホップは、見た目に大きな違いはないが、苦みの成分量が多いのが特徴だ。開発担当者は「(ホップの)使用量を減らせるかもしれない」と述べ、コスト面で利点がある可能性があるとの見方を示した。

 19年に収穫に成功し、今年6月に農林水産省に新品種として出願した。27年から北海道の生産者に商業栽培してもらう計画だ。