「唐山地震遺跡記念公園」で犠牲者の名前が刻まれた石壁の前に置かれた花=10日、中国河北省唐山市(共同)

 中国政府の公式発表で24万人を超える犠牲者が出た1976年の中国・唐山地震から28日で50年となった。河北省唐山市にある震災遺構では今も献花者が絶えない。12歳の時に地震で父親を失った男性は「あの日の記憶は今でも残っている」と目に涙を浮かべた。中国当局は復興をアピールし共産党統治の正当性を強調する。

 地震の規模はマグニチュード(M)7・8で街はほぼ壊滅した。発生時は大規模政治運動、文化大革命(66〜76年)の最終盤で、鎖国状態に近かった中国は「自力更生」を理由に外国の援助を拒否。情報統制が敷かれ、中国政府が死者数を公表したのは発生から3年以上経過してからだった。