米FRBの建物=ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、主要政策金利を3・5〜3・75%で据え置くことを決めた。金利維持は今年1月の会合以降、5会合連続。中東情勢悪化を背景にインフレ加速への懸念が高まっているものの、物価動向を見極める姿勢を示した。

 ダラス連邦準備銀行のローガン総裁ら3人の地区連銀総裁が0・25%の利上げを求めて決定に反対した。ウォーシュ議長が記者会見し、決定内容を説明する。

 米イランの対立は先行きが見通しづらく、原油は高値圏で不安定な動きを続けている。人工知能(AI)関連の活発な投資が物価を押し上げるとの見方も強まっており、FOMCのメンバーには、物価抑制のために早期利上げの必要性を訴える声が出ていた。

 6月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3・5%となり、高い水準が続いたものの、前月から伸び率が縮小し改善の兆しもみられた。