暗算段位検定試験で満点合格を果たした関谷南月乃さん=笠松町弥生町

 岐阜県羽島郡笠松町弥生町の大学3年生、関谷南月乃(なつの)さん(20)が、3月に行われた全国珠算学校連盟の暗算段位検定試験で満点を取り、十段を取得した。中学生の時に七段を取っていたが、中3のころから学業を優先して暗算の練習は中断していた。約5年間のブランクがあったものの、昨年春から再び取り組んで十段の合格を果たした。「大学の勉強との両立は大変だったが、自信になった」と関谷さんは笑顔で話す。

 検定試験は掛け暗算(60題)、割り暗算(60題)、足し引き算が交じった見取り暗算(30題)を各4分の制限時間内に解く。計150問が満点ならば、十段を取得できる難関の検定試験。

 関谷さんは保育園の年長の時に、父樹弘さん(54)が経営する珠算学校で、そろばんと暗算を始めた。高校入学後は学業を優先して暗算の練習からは離れていた。中学の時の七段で止まっていたが「ずっと中途半端な思いがあり、十段に挑戦したい気持ちが強まった」と関谷さん。

 名古屋市内の大学に通い、建築学を勉強する関谷さんは昨年春から暗算の練習を再開。樹弘さんのそろばん学校で生徒が帰った後、問題集に向かった。「大学の授業の宿題も多く、精神的にきつかった」と振り返る。

 ブランクがありながら、練習を続けてきた関谷さんは「継続は力なり、を実感した。自分の合格が小中学生の励みになれば」と話す。

 大学では教職課程を取っているが、卒業後の具体的な進路はまだ検討中。将来、1級建築士の受験を考えており「暗算の練習で身に付いた集中力を生かして合格したい」と意欲を新たにした。