防衛省

 小泉進次郎防衛相は4日の閣議で2026年版防衛白書を報告した。中国軍が空母進出など太平洋上での活動を拡大していると指摘。中国の軍事動向を「深刻な懸念事項で、これまでにない最大の戦略的挑戦」と強調し、同盟国・同志国などとの協力によって対応すべきだとした。中国とロシアの連携強化に重大な懸念を表明。北朝鮮がロシアとの協力を通じて軍事力を中長期的に増強する恐れがあると訴えた。

 中国軍空母に関し、26年5月末までに「遼寧」が計13回、「山東」が計9回太平洋に進出したと説明した。昨年6月に太平洋上での空母2隻の同時展開を初めて確認したほか、昨年11月に3隻目の空母も就役。遠方の海や空での作戦遂行能力を高めていると分析した。

 台湾周辺での演習について「台湾の統一に向けた軍事作戦の一部が演練されている可能性」を指摘。軍事活動の活発化により「中台間の緊張が高まる可能性も否定できない」とした。中ロの爆撃機や艦艇の共同飛行・共同航行も詳述した。