JR東海は、夜に東京を出発して翌日朝に京都、新大阪に到着する東海道新幹線の特別列車を8日発で初めて運行した。夜通しで走行はしないものの、日をまたぐ「夜行列車」のような日程だ。高騰する宿泊費を節約できる移動の需要が高まっていることに着目して企画。今後の追加運行も検討しているという。
「東海道ルミエールエクスプレス」と名付け、461人が乗車した。女性専用車両を設け、乗客全体の約4割は女性だった。座席を広く使えるように窓際の席のみ販売した。8日午後10時に東京を出発。途中約6時間は岐阜羽島に停車し、乗客らは車内で過ごした。新大阪に9日午前7時ごろ到着した。
新幹線鉄道事業本部の小川陽久担当部長は9日、報道陣の取材に一夜を過ごす間に揺れずトイレも自由に使うことができる特徴から「居住空間として非常に快適ではないかと思う」と話した。
料金は東京―新大阪の普通車指定席で大人1人当たり1万5千円とし、発売から2日で完売した。今回は検証の位置付けで運行し、新幹線で寝ることができるため利用したとの声があったという。







