地方銀行や信用金庫といった地方金融機関の預金流出を防ごうと、みずほ信託銀行が新たな支援サービスを7月に始めた。地銀は地元にいる顧客とは親密な関係を築くが、その子どもが都市部で生活していると相続で預金を失うことが課題だ。強みのある信託商品を通じて、子ども世代とも関係を築けるようサポートする。
相続の場面では、親世代が残された家族に自らの意思を反映して資産を配分し、手間をかけずに贈与したいといった意向を持つ人が多い。信託銀行は地銀に対し、同じ銀行内でスムーズに遺産が承継できる「遺言代用信託」などの信託商品を提供している。ただ、地銀の営業担当者も信託商品には不慣れで、顧客にわかりやすく正確に説明するのが難しかった。
みずほ信託は信託商品の販売手法を学べるポータルサイト「チエシル」の提供を開始した。商品を提案する上での基礎知識や、顧客との会話法を動画などで紹介する。地方金融機関の行員がスキルを高めることで、販売向上を後押しする。






