岐阜、三重県境をつなぐトンネルの避難坑で片寄学所長(左)から掘削の概要を聞く横川真澄市長(中央)ら=海津市南濃町庭田

 中日本高速道路は今月、東海環状自動車道西回りルートに建設中の岐阜、三重県境をつなぐ延長約4・7キロのトンネルで、岐阜県側からの掘削を本格的に始める。トンネルは養老インターチェンジ(IC)-北勢IC(仮称)間に造り、西回りルートの全線開通と同じ2026年度の開通を予定している。11日には、海津市南濃町庭田の工事現場で安全祈願祭が行われた。

 トンネルは、海津市と三重県いなべ市の両県側から養老山地を貫いて掘削。北側の約2・6キロを掘削する岐阜県側からの工事が先にスタートし、トンネル本体の本坑と避難用の避難坑をほぼ同時に掘削していく。

 安全祈願祭には、工事関係者や横川真澄海津市長ら約50人が出席。神職が祝詞を奏上し、トンネル避難坑の入り口を清めた。

 中日本高速道路岐阜工事事務所の片寄学所長は「本格的に掘削作業が始まる。引き続き住民の負担を最小限にして、安全第一で工事を進めてもらうよう現場を確認していく」とあいさつ。横川真澄市長は「三重県の産業拠点と直結する工事に地元の期待も高い。開通をターゲットイヤーに市の事業も準備していく」と述べた。